公開日 2019年04月29日
みたか都市観光協会の設立10周年を記念して、当協会がおすすめする三鷹のお宝24選をご紹介します。大沢・野川エリアはこの9選です。
16 第一赤道儀室
17 天文台歴史館
18 太陽塔望遠鏡
19 三鷹市星と森と絵本の家
20 大沢の里水車経営農家
21 出山横穴墓群8号墓
22 三鷹天命反転住宅
23 湯浅八郎記念館
24 中近東文化センター
16 第一赤道儀室
国立天文台三鷹キャンパスで最古の観測施設(内覧可能・無料)
第一赤道儀室は、東京帝国大学営繕課が設計、西浦長大夫が施工し、1921(大正10)年に完成しました。
ドーム内にある口径20センチメートルの望遠鏡はドイツのツァイス製で、望遠鏡の架台は重錘時計駆動赤道儀という方式(ガバナー式)です。この望遠鏡は1938(昭和13年)から61年間、太陽黒点のスケッチ観測に活躍しました。第一赤道儀室は、国立天文台三鷹キャンパスでは最も古い観測用建物で、2002(平成14)年2月に国の登録有形文化財になりました。
※台内に入る際は、見学者受付(守衛所)にお立ち寄りください。
見学可能日時:年末年始期間(12月28日〜1月4日)を除く毎日10時から17時。入場は16時30分まで。
見学料:無料
電 話:0422-34-3600(代表)
国立天文台 ホームページ
17 天文台歴史館
天文・天体観測の歴史を学ぶ国立天文台 大赤道儀室(内覧可能・無料)
天文台歴史館(大赤道儀室)は、東京帝国大学営繕課が設計、中村與資平が施工し、1926(大正15)年に完成しました。ドーム内にある65センチメートル屈折望遠鏡は、ドイツのツァイス製で屈折型の望遠鏡としては日本最大口径を誇ります。1998(平成10)年3月をもって研究観測から引退し、国立天文台の歴史を紹介するパネルなどが展示されています。ここでは、天文・天体観測の歴史について学ぶことができます。 この建物は、2002(平成14)年2月に国の登録有形文化財になりました。
※台内に入る際は、見学者受付(守衛所)にお立ち寄りください。
見学可能日時:年末年始期間(12月28日〜1月4日)を除く毎日10時から17時。入場は16時30分まで。
見学料:無料
電 話:0422-34-3600(代表)
国立天文台 ホームページ
18 太陽塔望遠鏡
塔全体が望遠鏡。国立天文台 アインシュタイン塔(外観見学のみ)
太陽塔望遠鏡は、東京帝国大学営繕課が設計、中村工務所が施工し、1930(昭和5)年に完成しました。
最上部のドームから入った光は、直径60cmシーロスタット(平面鏡2枚)に反射して垂直に取り込まれ、北側に続く半地下の大暗室で七色のスペクトルに分けられる構造になっています。塔全体が望遠鏡の筒の役割を果たしていることから「塔望遠鏡」と呼ばれています。この建物は、1998(平成10)年7月に国の登録有形文化財になりました。
※台内に入る際は、見学者受付(守衛所)にお立ち寄りください。
※太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)は外観見学のみです
電 話:0422-34-3600(代表)
国立天文台 ホームページ
19 三鷹市星と森と絵本の家
国立天文台の森の中で、絵本を楽しむ大正時代の家(内覧可能・無料)
「三鷹市星と森と絵本の家」は、国立天文台の協力のもとに、三鷹市が設置、運営する施設です。
絵本との出会いやさまざまな体験を通じて、子どもたちの知的好奇心や感受性をはぐくみ、人々が宇宙や自然、芸術文化に親しむ場となり、子どもたちが豊かに成長する地域文化の創造に寄与することを目的としています。施設のメインとなる旧1号官舎部分は、1915(大正4)年に建設されたもので、まるで大正・昭和の時代にタイムスリップしたような感覚を体験できます。
開館時間:10時~17時
休館日 :火曜日、年末年始ほかに(メンテナンス休館あり)
入館料 :無料
電 話 :0422-39-3401
三鷹市星と森と絵本の家 ホームページ
20 大沢の里水車経営農家
農家の技術と道具を今に伝える驚きの「新車(しんぐるま)」(内覧可能・有料)
築200年の茅葺屋根の母屋が残る水車経営農家では、江戸時代に作られた直径約4.6mもある水車が回り、米や小麦の加工に使われた道具と技術を見学できます。
武蔵野地域の水車は、江戸時代以降新田開発に伴って数多く設置され、明治末期から大正期にかけて産業技術近代化の中で最盛期を迎えました。その後昭和に入ると急激に減少していきましたが、その中で、峯岸家は1817(文化14)年以来、5代にわたり水車経営に携わってきました。「新車(しんぐるま)」と呼ばれる峯岸家の水車は、1808(文化5)年頃創設され、その後度重なる改造を加えてきた多機能性を持つ両袖型の大型水車で、規模・形式ともに武蔵野地域を代表する営業用水車です。
公開時間:4月~10月/10時~17時
11月~3月/10時~16時
休館日 :火曜日(火曜日が休日の場合は開館し、翌日を休館)、年末年始
入館料 :200円(大沢の里古民家との共通券、中学生以下は無料)
問合せ先:三鷹市スポーツ部生涯学習課
電 話 :0422-45-1151
大沢の里水車経営農家 ホームページ
21 出山横穴墓群8号墓
大沢の里自然観察路内、国分寺崖線を実感しながら探索(内覧可能・無料)
1993(平成5)年に発掘調査された「出山横穴墓群8号墓」を現地保存し、常時公開している市内唯一の遺跡見学施設です。
出山横穴墓群で8番目に発見された横穴墓なので、この名称で呼ばれています。8号墓は、羨門(せんもん、または、えんもん。墓の入口)に石積みを施し、玄室(げんしつ。遺体を埋葬する主室)はみごとなアーチ形天井を有するなど造形美を誇る横穴墓であり、1994(平成6)年に東京都史跡に指定されました。
公開時間:9時30分~16時
休館日 :火曜日(火曜日が休日の場合は開館し、翌日を休館)、年末年始
見学料 :無料
22 三鷹天命反転住宅
Reversible Destiny Lofts Mitaka – In Memory of Helen Keller, created in 2005 by Arakawa and Madeline Gins, © 2005 Estate of Madeline Gins.
「死なないための住宅」【三鷹天命反転住宅 イン メモリーオブ ヘレン・ケラー】(外観見学のみ)
三鷹天命反転住宅 In Memory of Helen Keller は、芸術家であり、建築家でもあった荒川修作とそのパートナー、マドリン・ギンズが2005(平成17)年に完成させた「死なないための住宅」です。
彼の言う「死なない」とは、もちろん肉体的な不老不死を指しているわけではありません。家の機能によって五感を鍛えることで、不可能が可能になるかもしれない、つまり天命の反転=(死なない)が起こりうる可能性がある、というコンセプトです。
一般の集合住宅ですので内部への立ち入りはできません。見学会やイベントなどの情報はホームページをご覧ください。
三鷹天命反転住宅 ホームページ
23 湯浅八郎記念館
考古遺物や民芸品を展示、国際基督教大学博物館。(内覧可能・無料)
国際基督教大学の初代学長・湯浅八郎博士を記念して1982(昭和57)年6月に開館した博物館です。
主な収蔵品は湯浅博士が収集した日本の陶磁器、染織品、木工品約5,300点と、学内で発掘された先土器から縄文時代にかけての石器、土器、敷石住居址の復元模型などの先史時代の遺物です。常設展示のほか、年に3~4回特別展、公開講座を開催しています。(見学の際は正門で守衛さんにお声掛けください)
開館時間:10時~17時(土曜日は16時30分まで)
休館日 :日・月曜日、祝日、3・7月の土曜日、
展示準備期間(特別展開催期間外)・夏期休暇中および年末年始
入館料 :無料
電 話 :0422-33-3340
国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館 ホームページ
24 中近東文化センター
中近東の歴史的文化を研究。(博物館・図書館は内覧可能・有料・予約制)
旧石器時代からオスマン帝国までの中近東の歴史を通史的に見られる常設展示室、歴史や文化をテーマ別のコーナーにしたテーマ展示室、企画展示室などがあります。博物館、図書館は予約制です。
「中近東文化センター」は、時間的・空間的に壮大で、内容が豊富な中近東の歴史的文化を研究する場として、また、その成果を公開する施設として、三笠宮崇仁殿下のご発意の下、故出光佐三氏(出光興産株式会社創業者)の全面的な協力を得て、1979(昭和54)年10月に開館しました。
※見学は予約制です。
開館時間:10時~17時(最終入場は16時)
休館日 :木・土・日曜日、祝日、年末年始
入館料 :一般 1,000円、高・大生 500円、65歳以上 500円、中学生以下 無料
電 話 :0422-32-7111
中近東文化センター ホームページ
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