公開日 2019年04月29日
みたか都市観光協会の設立10周年を記念して、当協会がおすすめする三鷹のお宝24選をご紹介します。三鷹駅前・連雀エリアはこの6選です。
01 陸橋(三鷹電車庫跨線橋)
02 赤とんぼの碑
03 地球を支える手
04 本のレリーフ
05 未来を見つめる少年
06 太宰治文学サロン
01 陸橋(三鷹電車庫跨線橋)
太宰治が惚れた風景がここにある。当時と変わらぬ陸橋
この陸橋は、1929(昭和4)年に造られ、太宰が暮らしていた当時のままの姿を残す唯一のスポットです。太宰は、この陸橋が好きで「いいところがある」と言って、編集者や弟子を連れていきました。
作家・太宰治は、1939(昭和14)年9月1日東京府北多摩郡三鷹村下連雀(現東京都三鷹市下連雀)に転居してきました。そして、1948(昭和23)年6月に自死するまでの9年間に『斜陽』『走れメロス』『人間失格』などの作品を発表しました。
02 赤とんぼの碑
つい、あの曲を口ずさみたくなる懐かしさ。三木露風が暮らした三鷹
夕焼け小焼けの赤とんぼ…。誰もが口ずさんだことのある童謡『赤とんぼ』の作者・三木露風は、1928(昭和3)年から1964(昭和39)年に亡くなるまでの36年間、三鷹市牟礼に暮らしました。1956(昭和31)年には市制5周年の三鷹市に『新年の詩』を寄贈、1964(昭和39)年には高山小学校に校歌を作詞するなど、三鷹市とは深いゆかりがありました。『赤とんぼ』の曲は現在三鷹市防災無線の夕方の時報に採用されています。
03 地球を支える手
神様と天使の会話が聞こえる。武者小路実篤の戯曲『人間万歳』
作家・武者小路実篤は、1940(昭和15)年から1955(昭和30)年まで三鷹市牟礼に暮らしました。『人間万歳』は天使と神様の会話で構成されている戯曲です。
彼の作品『井原西鶴』のあとがきに「我らが書きたいのは事実の羅列ではない。人間の心にひびくものだ。先ず自分が感動し、最も深い興味を感じることだ。心が益々生き々してくることだ…」とあるように、誰にも読みやすい言葉で人生の美しさや人間愛を語っています。
04 本のレリーフ
太宰治と一番の理解者・亀井勝一郎の交流を垣間見る
三鷹で執筆された、太宰治の『斜陽』の一節に、太宰と親密であった文芸評論家・亀井勝一郎の太宰評を加えた「本のレリーフ」です。
亀井は当時の太宰の暮らしぶりや三鷹の様子を『三鷹村・下連雀』に仔細に描いたほか、太宰の死後書かれた太宰評からは「誰にも会いたくなくて、それでいて寂しがりやだった太宰の性格を、亀井が一番理解していた」様子を窺い知ることができます。
05 未来を見つめる少年
山本有三の『生きとし生けるもの』への愛情を込めた
このモニュメントには「この世に生きているものは、なんらかの意味において、太陽に向かって、手をのばしていないものはないと思います。有三」と刻まれています。
"山本有三の代表作『生きとし生けるもの』への愛情を、未来を見つめる少年と生命力あふれるひまわりで表現しています。作家・山本有三は、1936(昭和11)年から1946(昭和21)年まで三鷹市下連雀に暮らしました。"
06 太宰治文学サロン
太宰が通った「伊勢元酒店」の跡地に生まれた都市型文学関連施設。(内覧可能・無料)
2008年(平成20年)の太宰治没後60年と2009年(平成21年)の生誕100年を記念して、太宰が通った「伊勢元酒店」の跡地に2008年(平成20年)3月、開設されました。
"太宰ゆかりの場所全体を展示場所として捉えその中心施設として位置付けるとともに、運営を市民の皆さんとの協働で行う際の拠点ともなる新しいかたちの都市型文学関連施設です。「資料展示」の場、「情報交流と発信」の場そして市民の皆さんの「交流」の場でもあります。
開館時間:10時~17時30分
休館日 :月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、翌日と翌々日を休館)
入場料 :無料
電 話 :0422-26-9150
太宰治文学サロン ホームページ
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