【みたか都市観光協会15周年記念】エドヒガン苗木の植樹

公開日 2023年12月21日

特定非営利活動法人みたか都市観光協会は2023(令和5)年8月に設立15周年を迎えました。
15周年を記念した事業をご紹介します。

薬師ザクラ(エドヒガン)二世木の寄贈と植樹

山形県西置賜郡白鷹町(しらたかまち)にある一般社団法人白鷹町観光協会様から「薬師ザクラ」の二世木(分身木)の苗木を寄贈していただきました。
薬師ザクラ二世木
▲寄贈していただいた苗木。背景には蕎麦畑が広がっています。【写真提供:白鷹町観光協会】

白鷹町には桜のスポットが点在しており、古典桜(樹齢500年以上の桜)が数本あります。中でも薬師堂の境内にある「薬師ザクラ」は樹齢約1200年のエドヒガンで、山形県の天然記念物に指定されています。
薬師ザクラ
▲樹齢約1200年の薬師ザクラの開花の様子【写真提供:白鷹町観光協会】

主催イベントにて贈呈式を行いました

2023年10月22日(日)に開催した「三鷹の森フェスティバル2023」の開会式にて、贈呈式を行いました。白鷹町観光協会の小関会長から目録を贈呈していただき、みたか都市観光協会の金子理事長から感謝状をお渡ししました。
また、ステージ前方には、薬師ザクラの成木と寄贈していただいた苗木をパネル展示し、来場者の皆様にも見ていただきました。

記念式典
前列左から:小椋事業部長(三鷹の森ジブリ美術館)、河村市長(三鷹市)、金子理事長(みたか都市観光協会)、小関会長(白鷹町観光協会)、伊藤議長(三鷹市議会)、谷町長(北海道鷹栖町)
後列左から:中村議員(東京都議会)、山田議員(東京都議会)、貝ノ瀨教育長(三鷹市教育委員会)、岩崎会長(三鷹商工会)、吉田社長(まちづくり三鷹) 

上連雀中央児童遊園に植樹しました

寄贈されたエドヒガンの苗木は10月末に白鷹町から三鷹に運搬し、11月1日(水)、三鷹市上連雀4丁目にある「上連雀中央児童遊園」の敷地内に植樹しました。
この公園は仙川沿いにあり、お散歩する方や通学する学生の目に触れる場所です。今はまだ小さい苗木ですが、立派に育ち、花を咲かせてくれることを願います。

植樹1
▲植樹完了!
樹名板
▲樹名板

山形県白鷹町ってどんなところ?

同じ「鷹」がつくまちが一堂に会して開催した「ホークスサミット(平成元年〜平成19年)」をきっかけに、交流を深めてきた白鷹町。例年、三鷹の森フェスティバルには白鷹町観光協会の皆様も出展されています。

白鷹町は、山形県の中部にあり、町の中央を最上川が流れています。
「春サクラ。夏はベニバナ、秋はアユ。冬は隠れ蕎麦屋のしらたかへ。」のとおり、町内には桜の見どころが多くあり、中でも釜の越農村公園の桜群は壮観です。また、紅花(ベニバナ)の生産量が日本一で、「日本の紅(あか)をつくる町」として様々な取り組みを行っています。そして最上川には鮎のヤナ場があります。
どの季節に訪れても、白鷹町の魅力をたっぷり味わうことができますよ。

フラワー長井線
▲紅花があしわられているフラワー長井線
荒砥駅
▲白鷹町観光協会がある荒砥(あらと)駅

白鷹町を訪れたのは7月。桜の季節は終わりましたが古典桜の佇む姿は圧巻でした。釜の越農村公園にはいくつもの桜があり、満開の桜と残雪の山々とのコントラストが美しい絶景スポットとして有名です。そこからほど近くに薬師堂があります。

釜の越サクラ
▲現在は枯死状態である釜の越サクラ。
再生を願う住民の手により
分身木が育てられています。
釜の越サクラの分身木
▲釜の越サクラの分身木
【写真提供:白鷹町観光協会】

薬師ザクラ
▲薬師堂境内の薬師ザクラ。生命力を感じる見事な幹です。大切に育てられた分身木は全国に寄贈されています。


町内に点在する紅花畑では、開花時期になると早朝のトゲが柔らかいうちに花の摘み取りが行われます。毎年7月上旬には「紅花まつり」が開催され、紅花染め体験、紅マルシェ、都市間交流物産市などで盛り上がります。

ベニバナ畑
▲紅花畑。早朝から花摘みを行います。
紅餅
▲紅花は紅餅に加工されます。
こうすると赤みが増し保存がきくそうです。
紅花染めの様子
▲紅花染めに挑戦!
割箸や輪ゴムを使って模様をつけます。
紅花染め作品
▲紅花染めのハンカチ

ヤナ場がある道の駅白鷹ヤナ公園 あゆ茶屋では年間を通して様々な催しが行われています。4月下旬~5月上旬は、なんと最上川に150匹の鯉のぼりが掲揚されます。

ヤナにかかる鮎
▲ヤナにかかる鮎
鮎の塩焼き
▲鮎の塩焼き。絶品です。

【写真提供:白鷹町観光協会】


そのほか、深山(みやま)和紙の工芸も有名で、和紙の原材料である楮(こうぞ)を栽培し、収穫、加工まで一貫して行っています。手漉き作業や作品作りも体験できます。

和紙人形
▲キットになっていて楽しく作れます。
深山紙2
▲深山和紙振興研究センターにて

このエドヒガンは三鷹の子どもたちとともに成長し、この先100年1000年、三鷹を見守ってくれることでしょう。三鷹はどんな未来になっているでしょうか。

白鷹町観光協会について

一般社団法人白鷹町観光協会
所在地:山形県西置賜郡白鷹町大字荒砥甲1296-1
電 話:0238-86-0086
公式サイトFacebookXInstagram

地図

エドヒガン植樹場所(上連雀中央児童遊園)