和菓子の菫花堂(きんかどう)

公開日 2025年07月25日

東京都三鷹市下連雀にある、菫花堂(きんかどう)のご紹介です。
三鷹駅南口から、さくら通りを10分ほど歩いた場所にお店があります。
店舗
工房を兼ねた店舗は、和菓子のテイクアウト専門店です。ショーケース
ショーケースに美しく並べられた商品に、思わずうっとりしてしまいます。
通年商品としてあるのはスタンダードの『菫花どらやき』一種類です。
それ以外は、旬の果物やハーブ等を使用した董花堂オリジナル商品が、季節ごとに並べられます。
この日は、梅にブルーベリー、すももと桃など、旬の果物を見つけることができました。
あゆ
(写真提供:董花堂)
『果餅(このみもち)ブルーベリー』は、求肥にメレンゲを混ぜた「半雪平(はんせっぺい)」という生地に、白あんと三鷹産の大粒ブルーベリーが包まれています。ふわふわの生地に、甘いあんとブルーベリーがとても贅沢な味わいです。
このみもち
(写真提供:董花堂)
こちらの『あゆ』は、もちもちの求肥に青紫蘇が練りこまれています。爽やかな風味がとても美味しかったです。寒天
星の形の寒天が可愛らしい『星合ぜんざい』と、フレッシュな果物と寒天がとても涼しげな『すももともものあんみつ』です。
(ショーケースは器に盛りつけられていますが、容器に入ったものを持ち帰ることができます。)

その他には『まめがらせんべい』や『琥珀糖』、台湾茶のお茶請けをお手本にしたという、完熟梅とほうじ茶を炊き上げて作られた『茶梅』などの商品が並びます。
ギフト対応もあり、贈り物や手土産にもとても喜ばれそうですね。
こだわり
お店の想い「董花堂のこだわり」「日々大切にしていること」「循環について」が掲示されています。

店内には、あずき茶のサービスがありました。
あずきを炊いた時に出る煮汁は、通常破棄されることが多いそうですが、この副産物をお茶として活かし振る舞われているそうです。お店が大切にしていることのひとつ「美味しい始末」を、ここで味わうことができました。​​
そして、とっても美味しかったです。ごちそうさまでした。

凍らせて食べてもおいしいどらやき

「どらやきは冷凍もできますよ。」と教えていただいたので、帰宅後『菫花どらやき』をひとつ冷凍室へ入れました。後日食べてみると、どらやきはカチコチにならずしっとりと、ひんやりとしたあずきは食べ応えが増すように感じました。ますます暑くなるこれからの季節に、とてもおすすめの食べ方です!

コンセプトは「ちょっといいことがあった日のおやつ」


店主の後藤さん。
三鷹には馴染みがあり、好きなまちであること、ここでお店をすることができて嬉しいと話してくれました。
商品についてはもちろん、使用している食材やこだわりについて、また商品に合ったおすすめの飲み物から、好きなお茶やお酒に合うおやつの提案などもしてくださいます。
三鷹市内生産者の方々との繋がりもあり、董花堂の商品には三鷹のおいしさや香りをさまざま見つけることができます。また、製造過程で出た卵の殻を農家の方へ提供して、その殻は畑の肥料となり、そこで果物や野菜が育ち、再び董花堂に戻ってくるとのこと。商品の背景にある、素敵な循環のかたちを知ることができると、とても嬉しくなります。(そしておやつも、より美味しく感じてしまいます!)
お店は、Mマルシェ(三鷹中央道り商店街路上にて毎月第4日曜日開催)など催事にも出店されています。(詳しくは下記店舗情報よりご確認ください。)
季節を感じに、美味しいおやつを求めて、董花堂へぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

(市民記者・加絢)

董花堂

住所 東京都三鷹市下連雀4-1-5
電話 0422-24-6194
営業日 木・金・土曜日
11:00~17:00
(商品がなくなり次第終了)
HP https://www.kinkado.jp/
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