太宰治が生きたまち三鷹

公開日 2024年08月19日

みたか都市観光協会インターン生のユウキです。今回は三鷹市で生きた作家・太宰治の足跡を感じられるスポットをご紹介いたします。


明治42年(1909)6月19日に青森県の大地主の家に生まれた太宰治は、昭和14年(1939)から昭和23年(1948)に亡くなるまでの約9年間を三鷹市で家族と共に暮らしました。太宰治は三鷹市内で師弟や友人たちと文芸談義に花を咲かせ、多くの文化人と親睦を深めたと言われています。また、三鷹在住時の作品では、駅前の馴染みのお店や井の頭公園などが度々舞台となっています。

太宰治展示室 三鷹の此の小さい家

太宰治展示室
三鷹駅南口デッキを直進したところにあるCORAL(コラル)5階にあります。
太宰治が「三鷹村(町)下連雀一一三」に家族と共に暮らしていた自宅が様々な資料を基に再現された施設です。太宰治にとってこの自宅が終の棲家でした。
ぜひ訪ねてみて、暮らしていた当時の様子を想像してください。

太宰治文学サロン

太宰治文学サロン
三鷹駅南口より徒歩3~4分のところにある太宰治が通った酒屋「伊勢元」の跡地にあります。三鷹市内に点在する太宰治ゆかりの地の情報拠点にもなっています。
コーヒーの匂いが漂う店内では、太宰治の著書や太宰治に関する研究書や全集、写真集、コミックなど幅広いジャンルの書籍を楽しむことができます。太宰治ゆかりの跡地でのんびりと読書をお楽しみください。

太宰治ゆかりのさるすべり

みたか井心亭
三鷹駅南口より徒歩約15分のところにある「みたか井心亭(せいしんてい)」の庭に、太宰治の家から移植された百日紅(さるすべり)の木があります。作品『おさん』の文中では「玄関前の百日紅」として登場しています。

さるすべり
百日紅の開花期は夏から秋にかけてで、その名の通り、長期間花を咲かせます。道路側に植えられているため、一般道から見ることができますよ。


太宰文学の愛好者の方、これから太宰治について知りたい方、文学散歩やまち歩きがお好きな方は、みたか観光ガイド協会が開催する「定例ガイド」にぜひご参加ください。三鷹市周辺の仕事場や散歩道、墓所など、太宰治の足跡をガイドボランティアが案内いたします。

こちらのHP記事の作成中、みたか観光案内所にみたか観光ガイド協会代表の小谷野(こやの)さんが偶然お越しになったので、お写真を撮らせていただきました。
みたか観光ガイド協会 小谷野さん
小谷野さんも参加される次回の「定例ガイド」は9月22日(日)に開催されます。ご予約は不要ですので、当日午前9時50分に三鷹駅南口2階デッキ上にお集まりください!
※予定所要時間:約2時間30分

また、みたか観光案内所にて配布中のみたか散策マップでは「太宰治の足跡コース」を紹介しています。この記事では紹介しきれなかったスポットも掲載されていますのでぜひお手に取ってみてください。

様々なスポットを巡って太宰治の三鷹市での暮らしを感じてみてください。

地図

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