2023年4月オープン！まちのパン屋さん ♪　「siro」（シロ）

みなさんこんにちは！
市民記者のアイサです。
三鷹駅近辺にはパン屋さんが沢山ありますが、今回はその中でも2023年4月にできたばかりの
パン屋さん「siro」(シロ）をご紹介します。
三鷹駅南口から徒歩4分の禅林寺通り沿いにあります。

入り口は広々としていてとても開放感があります。
右手に自転車を2～3台置けるスペースがあります。

店内は空間を活かした広めのスペースと落ち着いた色合いです。
店主は、南青山の「D'une Rarete(デュヌ・ラルテ）」で長年シェフを務められた後藤一哉さん。
奥様と二人で営まれている素敵なパン屋さんです。
15年住み慣れた三鷹の地で「まちのパン屋さん」になろうとお店をオープンされました。

店に入ると、美味しそうなパンがずらりと並んでいます。（写真は平日朝9:30ごろ）
全てのパンが焼き揃うのは大体12時。
土曜は混み合うため、夕方までパンが残っていないこともあるそうです。

季節の新商品に思わず目が奪われます。
どれにするか悩む筆者に、カウンター越しで優しく「お悩みですか？」と話しかけてくれる
店員さんは店主の奥様でした。

お店の名前が付く『siro食パン』はオリーブオイル入りで加水率120%とのことで、
ぜひ一度食してみたいと思い購入しました。
我が家の子どもたちに大変好評で、トーストせずにそのままで「もっちり」感を楽しみました♪
他にもショーケースに美味しそうなパンが沢山並んでいます。

筆者はこちらの『kuro1/4』も購入しました。
『kuro』は醤油麴を使用した食事パンで、
「焼きあがりが香ばしい醤油の匂いがほんのりするんです」と
奥様が教えてくださいました。
実際食事をする際に醤油の味が全面に出ることはありませんが、
シンプルな中にもどこか濃厚さが感じられ、
和食のおかずとも一緒に食べられる一品としておすすめです。

冷蔵ショーケースの中には甘めのパンが多く、
その中でも筆者が特に惹かれた秋の新商品『シャインマスカット』を購入し、
イートインスペースでいただくことに。

イートインスペースは写真の2名掛けの席のほかに4名掛けの席があり、
ベビーカーにも十分な広さがあります。

「シャインマスカット」と「コーヒー」
上品で甘すぎないホイップとシャインマスカットの相性がよいとても贅沢な一品です。
美味しくて思わず顔が緩みました。
珈琲でホッと一息つける、そんな落ち着ける空間です。

ウォーターサーバーやトースターもあり、買ったパンを温めて、食べることもできます。

ジュースもあるので、お子様連れでも安心していけます。

トイレ・洗面もあります。

店内は『無骨な雰囲気づくり』を意識してリフォームされたということで、
茶色やグレーといった落ち着いた色合いを用いて、
むき出しのコンクリートをあえて、そのまま残したそうです。

実は…こんなところにこだわりも。
以前、こちらのテナントに入られていたのは約30年続いていた三鷹でも有名なケーキ屋さん。
その名残の「イチゴの缶」がリフォーム工事中に発見され、店主があえて残すことにされたそうです。
お店のどこにあるかぜひ探してみてくださいね。

イートインスペースの壁側には可愛らしい絵本が置いてありました♪

「麹を使ったパン」でお店を始められたきっかけについて店主に尋ねてみました。
以前、勤められていたフランス料理店で麹を使用されたご経験から、
「麹を使用したら美味しいパンが作れる」と思い至ったとのことでした。
麹で作るパンは普通のパンよりもしっとりもっちりした食感になるので、
「パンを食べる日常にちょっとした喜びを」という上のパンフレットの通り、
筆者も、市販のパンとのもっちり感の違いに驚き、感動しました。

9月からアプリでお取り置きができるようになったそうです。

お店の入り口や壁に営業日のカレンダーが貼ってありました。

「まちのパン屋でいたい」という店主。
三鷹という地域に根差したパン屋さんとして今後も地域のイベントなどへの参加はしても
店舗拡大はされないそうですので、よりプレミア感がありますね。
カウンターに並ぶパンと奥様含む他の店員さんとの穏やかな会話もとても居心地がよいです。
ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか？

◆店舗情報◆