公開日 2016年07月28日
武蔵野市にある風の子保育園の保育園だよりが面白いんです。
在園児の保護者や関係者しか見る機会がないものなのですが、先日の特集がすごかったので
了承をいただいた上で、紹介したいと思います。
「みんなの中から生まれたビッグプロジェクト〜廃線をめぐる旅〜」
こども達が廃線をめぐるなんて、スタンドバイミーみたい。
ビッグプロジェクトですね!こちらもワクワクしてきます。
さてさて中身を読んでみると、
園児の「むさしのしにでんしゃがはしってたんだよ」の一言から、
廃線跡をめぐる遠足が決行されるようになったようです。
私も中央公園に駅があったのは知っていたのですが、
なにやら国鉄の印「コーブショー」なるものも、そこいらにあるみたい。
「コーブショー」?
”「コーブショーに行けばわかるわよ」「彼女はそう言ったが、僕は理解できなかった」”
ちょっと村上春樹っぽい語感ですよね。
横道に逸れました。真面目な話に戻ります。
コーブショー=工部省とは明治初年の政府官庁のひとつ。
文明開化で入ってきた工学や各種の工業を発展させるような役割を担う省で
鉄道、鉱山、電信なども管轄だったんですね。文明開化省とも呼ばれていたみたいです。
旧国鉄時代の境界杭にその工部省マークが入っているんですね。
工部省の杭がたくさん廃線跡に残っているんだそうで、
この旅のことを工部省探検と呼ぶようになったそうですよ。
工部省の杭の写真
そんなこんなで「武蔵野競技場線」と「境浄水場引込み線」の2つの廃線めぐりを決行したこども達
いい経験になりましたね〜!
このように昔「武蔵野競技場線」という路線があり、
三鷹から武蔵野競技場まで電車が走っていたんです。
なんと三鷹の「堀合遊歩道」が廃線の跡なんですよー。その先は「グリーンパーク遊歩道」になります。
詳しくはwikiを読んでみてください。
こどもたちは、この後戦跡や戦争について地域の方からお話をきくのです。
長いから詳細割愛しますが、小学校でもやったら?というほど
いい内容でした。
廃線後は長い距離が残っているので、好きな人にはたまらないかも?
秋になったら散歩してみてはいかがでしょうか?