大沢の里水車経営農家 しんぐるま

公開日 2024年03月12日

こんにちは!市民記者のテラミコです。

三鷹市大沢にある「大沢の里水車経営農家」へ見学に行ってきました。
(2023年6月より先月まで耐震工事等で臨時休館)

大沢の里水車経営農家は、東京都指定有形民俗文化財の指定を受けていて、通称新車(しんぐるま)と呼ばれている水車があります。
ボランティアガイドの方からとても興味深い話を色々と聞かせてもらったので写真と一緒に紹介していきたいと思います。


場所は、三鷹市大沢の野川に掛かる相曽浦橋(あおそうらばし)の少し下流です。相曽浦橋から野川の下流方向を見て、右側の遊歩道を少し歩くと入口があります。
水車通り側にも入口がありますが、野川沿いのほうがわかりやすいかもしれません。
初めて行かれる時は、事前にこちらから場所を確認しておくことをオススメします。


敷地に入ると立派な茅葺屋根の母屋が目に入ります。こちらは耐震工事が少し遅れていて、訪れた時はまだ中に入れませんでした。4月頃までには母屋にも入れるようになる予定だそうです。
右手に見える入口から水車小屋の中に入ります。


水車小屋では、水輪(みずわ)を中心に歯車を通して動く水車の様々な仕掛けを見ることができます。これが本当に秀逸で、日本機械学会から「旧峯岸水車場」として機械遺産の認定をされています。
水車の真ん中にある大きな水輪は、毎日稼働しているため経年劣化してしまうそうです。交換時期を迎えた2021年、クラウドファンディングで集まった寄付を元に、国際基督教大学から寄贈されたアカマツの木を材料にして再生されました。


水輪が回ると歯車が連動して杵が上下に動きます。杵の下に黒く見える穴が搗臼(つきうす)で、ここに玄米やお米を入れて精米をするのだそうです。

普段は歯車を一部外して連動しないようになっているため、水輪のみ回転していますが、例年10月に行われる「大沢の里水車・古民家まつり」では、水車全体を実際に稼働させて精米製粉し、見学者に精米したお米をプレゼントする企画もあるそうです。
このイベントは事前申し込み制なのですが、毎回大好評ですぐに満員となってしまうそうです。
例年9月に市報「広報みたか」で告知されるそうなので、ぜひチェックしてみてくださいね。


水車には大小2つの挽臼(ひきうす)があります。写真の挽臼は、水輪を挟んで搗臼の反対側にあるものです。こちらも歯車で連動して動きます。
粒の大きい粉をもう一度せりあげる昇降機もありました。
挽臼と昇降機の詳しい説明も聞いたのですが、長くなってしまうのでここではご紹介だけ。


1968年の野川護岸工事で水路が塞がれ、野川からの取水ができなくなったのですが、現在は地下の貯水槽に溜めた40トンの水を循環させて、水車を回しているのだそうです。


水車小屋の横には製粉小屋があります。
小屋の中には水車経営農家の旧所有者の峯岸清さんを模したパネルがあります。水車小屋に実際のご本人の写真があるのですが、とても似ています。


製粉小屋の中では、製粉された粉を袋に詰めて、袋をミシンでとじる様子をみることができます。

ボランティアガイドの方に教えていただいた話がとてもおもしろかったので、ぜひ実際に訪れて、説明を聞きながら水車の迫力を感じていただけたらと思います。

同じ入場券で「大沢の里古民家」の見学もできますよ。

大沢の里水車経営農家 しんぐるま

住所 三鷹市大沢6-10-15
公開時間 4月〜10月 10:00~17:00
11月〜3月 10:00〜16:00
ボランティアガイド(市民解説員)は金土日の10:00~16:00まで
休館日 火曜日(火曜が祝日の場合はその翌日)・年末年始(12月28日〜1月4日)
入館料 200円(大沢の里古民家との共通券、中学生以下は無料)
お問合せ 三鷹市スポーツと文化部生涯学習課
0422-45-1151(内線2922)
HP https://www.city.mitaka.lg.jp/suisya/index.html
https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/001/001403.html
三鷹まるごと博物館 https://ecomuse.jp/news/136/

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