みたか紫草復活プロジェクト

公開日 2015年06月07日

江戸時代に大流行した「江戸紫」という色をご存じですか?歌舞伎に登場 する助六 が巻く鉢巻きの色として知られていますが、スカイツリーのライトアップにも江戸を代表する色のひとつとして使われました。この色を染めるのに使う植物「紫草(むらさき)」は、かつて武蔵野の地に自生していました。この紫草を復活させようと、三鷹で活動している団体「みたか紫草復活プロジェクト」からのメッセージをご紹介します。

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むらさき花

みたか紫草復活プロジェクトは、レッドリスト(絶滅危惧種)に指定されている紫草を復活させることを目的とする会です。本会の運営の目的は大きく3つあります。

(目的1)紫草を私たちの手で栽培・育成することによる復活

(目的2)「紫根染め」(=江戸紫染め)の復活

(目的3)紫草が武蔵野の地に自生できるようになる自然環境の復活

 現在、みたか紫草復活プロジェクトでは、(目的1) に取り組んでいます。月に1度「紫草の日」を決め、市内の育成畑にて、紫草の育成をしています。和種100%の紫草は、たくましい部分と繊細な部分をあわせ持つため、愛情こめて手をかけて育てなければならない品種です。会の皆さんの協力をいただきながら、毎年試行錯誤を続けて育成法を研究しています。

 本年度は、毎年採取している紫根を利用しての(目的2)「紫根染め」にもチャレンジする予定です。紫草は、万葉集にも歌われ、また多摩地区各地の校歌の歌詞にも出てきます。もともと武蔵野に自生していた紫草が、将来的に自生できるような環境を復活させること、それが私たちの願いです。

 会に参加ご希望の方は、ぜひ事務局長西村までご連絡下さい。詳しい資料と、ご入会の案内をお送りさせていただきます。

TEL 0422(47)8933 

事務局長:第一ゼミナール 塾長 西村 学

https://www.facebook.com/murasakifukkatsu