公開日 2021年03月30日
科学と短歌は意外に相性がよく、特に天文については、万葉の時代から人々は月を愛でて歌を詠み、現代人もさまざまな天文現象や宇宙開発を五七五七七という小さな形で表現しているそうです。
「宇宙をうたう」では、ハレー彗星やしし座流星群、スペースシャトルや小惑星探査機はやぶさの帰還、冥王星が準惑星になったことなど、ここ30年ほどの作品を鑑賞し、人々の宇宙への関心の高まりを知ると同時に、歌に詠まれた宇宙の美しさや素晴らしさを味わいます。
講座趣旨
「アストロノミー・パブ」は、市民と専門家との間の相互コミュニケーションを目的とした「サイエンスカフェ」の天文版です。今回は、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、オンライン版(Zoom)の「おうちでアストロノミー・パブ」として開催されます。
前半の「トークタイム」では、ホストとゲストによる掛け合いによる対話を楽しみます。後半の「パブタイム」では、2つのグループに分かれて、講師と参加者でコミュニケーションを楽しみます(グループはそのままで、途中、講師が入れ替わります)。
ぜひ、お好きなドリンクを召し上がりながら、ご自宅からご参加ください。
講座概要
日 程:2021年4月17日(土)
時 間:前半18:30~19:30/後半 19:40~20:30
受講料:500円
定 員:25人(定員を超えた場合は抽選)
申込み:2021年3月9日(火)~4月6日(火)20:00まで
主 催:三鷹ネットワーク大学推進機構
問合せ:三鷹ネットワーク大学推進機構
0422-40-0313
※オンライン(Zoom)での開催です。ご自身のパソコンもしくはスマートフォン等でZoomアプリをご準備の上、ご参加ください。
※Peatixでのお申し込み・お支払いです。
受講までの流れ
お申し込み
4月6日(火)20:00までにPeatixからお申し込みください。
初めてご利用になる方は登録が必要です。
https://astronomy-pub-mitaka0417.peatix.com/
結果のお知らせ
結果発表:4月7日(水)
お申込者全員にPeatixから抽選結果がメールで届きます。
受講料のお支払い(当選者のみ)
Peatixからのメールをご覧ください。
お支払い方法:クレジットカード、PayPal、コンビニ払い、ATM払い
Zoomについて(当選者のみ)
お支払い後にPeatixからメールが届きます。当日のZoomのURL、ID、パスワードが記載されますのでご確認ください。
※Zoomを使用したオンライン講座です。ご自身でZoomアプリをインストールしてください。
講座当日
4月17日(土)18:15から入室可能です。Zoomを初めてご利用される方は、お早めに入室ください。
前半開始から後半終了まで同じZoom会議室内で開催されます。前半の「トークタイム」終了後、「退出」せずにお待ちください。
講師紹介(敬称略)
ゲスト
松村 由利子(まつむら ゆりこ)さん
1960年福岡県生まれ。歌人。朝日新聞、毎日新聞で20年余り働いた後、2006年からフリーランスに。著書に「31文字のなかの科学」(NTT出版、2009年/科学ジャーナリスト賞)、「短歌を詠む科学者たち」(春秋社、2016年)など。歌集に「光のアラベスク」(砂子屋書房、2019年/若山牧水賞)など。子どものための科学絵本の翻訳や創作にも携わる。創作絵本に「夜空をみあげよう」(福音館書店、2010年)、「始まりはたき火」(同、2020年)。
ホスト
縣 秀彦(あがた ひでひこ)さん
1961年長野県生まれ。自然科学研究機構国立天文台准教授、天文情報センター普及室長。国際天文学連合国際普及室長。専門は天文教育と科学コミュニケーション。東京大学教育学部附属中学・高校教諭を経て現職。日本天文学会天文教材委員長、日本科学教育学会理事、日本サイエンスコミュニケーション協会副会長、日本天文教育普及研究会長など歴任するほか、テレビやラジオ等でも活躍。著書は「面白くて眠れなくなる天文学」(PHP研究所、2016年)、「星の王子さまの天文ノート」(河出書房新社、2013年)他多数。
アストロノミー・パブ店主
梅本 智文(うめもと ともふみ)さん
1961年、福岡県生まれ。国立天文台野辺山宇宙電波観測所 助教。東北大学大学院博士課程修了。博士(理学)。専門は電波天文学、星形成。星がどのように生まれ、その質量がどうして決まるかを明らかにするため、野辺山45m電波望遠鏡を用いて、私たちの天の川銀河の分子雲をくまなく観測するレガシープロジェクト「銀河面サーベイ(FUGIN)」に携わっている。2009~2012年にNHK教育テレビ高校講座・地学の講師も務めた。好きな飲み物は地ビール。海外出張時には地元のビールを好んで飲む。
梅本 真由美(うめもと まゆみ)さん
長野県出身。天文ライター。天文学者の生態をユーモラスに描いたホームページ「天文台マダム日記」をきっかけにライターとなり、各種媒体に執筆。月刊「星ナビ」に「天文台マダムがゆく」、国立天文台のwebで「天文台マダムVERAに夢中!」を連載中。取材経験を生かしサイエンスカフェや講演活動も行っている。夫の梅本智文(電波天文学者)とともにアストロノミー・パブ2代目店主を務める。
記事by市民記者ミタ・カヨシ